山口修源先生 有難う御座います

山口修源先生に教えを受けて30年、日々の感謝の憶いを綴ります

昔話 拾壱

「明師は、大海に落ちた針を探すごとくに出逢うのは困難とされている」という言葉があります。
その意味は、真の師に出会うことは、広大な海から一本の針を見つけるほど難しいという比喩です。
そのような明師に出会うことは、まさに奇跡と言っても過言ではありません。
私自身は、人生の道筋を示す"理"や心の拠り所である"愛"、そして正義感を求める者といった存在ではありませんでした。
と言うより、私は平凡な生活を送る欲深き一人の人間で、そこには理念もなく、日々をただ生きるだけの、ろくでなしと言っても過言ではない人物です。
しかし、そんな私の人生に一筋の光が差したのは、友人の一言によってでした。

「修源先生は理に通じておられる。あなたの総ての疑問に答えることができる。」

その友人の言葉に、欲にひかれ、心を打たれ、私は教えを求める道を歩み始めました。
それはまさに、大海に落ちた針を見つけるような奇跡の出逢いでした。
これからの人生、私はその明師、修源先生の御教えに従い、
自分自身の疑問に向き合い、理や愛や義を学び続けることを決意しました。