昔話 拾弐
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
私の周りにいた歯学部の学生は小学校ではオール5、中学・高校で挫折?して今に至るタイプが多かったかな。
なにかの折に、小学校の成績の話になって、聞いたら皆、オール5、えっ、違うの?という感じでした。
小学校の頃は勉強ができると思っていたけれど、中学に入ってもっとできるのがいてびっくりしたと言っていました。 いわゆる小利口なタイプとでもいえるのだろうか。 努力もそこそこに、厳しい試験をなんとか通ってしまう器用なところがありました。
普通の学校でそこそこの成績だった人よりも、 いわゆる有名進学校をなんとかくぐってきた奴らの方がより器用な感じがします。 こつこつとはしないけれども、ここ一番の底力がある感じです。
京大出てから歯学部に入って来た友人は、京大ではモヒカン刈のまま司法試験を在学中に受かり、 そのまま弁護士になった奴がいたとか言っていました。
余裕で京大に入ってくる奴は少なからずいる。そういう奴らはやっぱり違うとのことでした。
うちの大学にも基礎に帝大出の教授がいましたが、ノーベル賞候補との声があった時に、 あっさりと京大には賞候補者はぞろぞろいてそんなめずらしいものではない。
あんた、ものごとしらへんな〜と言われました。
できない私はそんな「できる人」に憧れをもっていました。