山口修源先生 有難う御座います

山口修源先生に教えを受けて30年、日々の感謝の憶いを綴ります

昔話 拾参

 山口修源先生と出会う前の話を少しだけ

歯学部にはいろんな人がいました。 6年間を通して学業が1番だったのは、普通の学校を優秀な成績で出た男でした。 手先も器用でいい奴でしたが人間関係の構築は不器用だった。 衛生士や助手も置かずにたった一人で開業したと聞きましたが、数年で閉院したと聞いています。 今、どこでどうしているのやら・・

臨床が抜群だった奴は学業も優秀で誰もが上手と認めます。 ひょっとして、同期の稼ぎ頭でもあるのかもしれません。 技術もあり歯医者としては成功者だと思います。 でも私は奴にかかりたくない。

頭がよかったのは、飄々としすぎて何を考えているのかさっぱり分らない奴でした。

勉強なんかしているところ見たことないけど、教科書は一度読めば憶えてしまう。 この男は遊び人グループとつるんでいて、試験前に一緒に勉強していた?輩は、皆落第してしまった。

※うちの学校は学年の1/3名は1年は落第する者が出るくらい試験は厳しかった。

皆で集まって勉強しているようでしないで、ノートのコピー集めたり、飯食い行ったりしていて、 奴は最後の最後で20分ぐらいの勉強で試験に通るが他の人たちはそうはいかなかった。

そう、奴は6cm角の紙一枚に独自の要点をまとめていた(カンニングペーパーではない)

私は余裕がある試験で一緒に勉強してこの光景を目の当たりにしました。

本人曰くIQが150を超えていて県から調査に来たそうな。

この男も順調にスキルを身に付け立派に開業医をしています。