昔話 拾漆
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
私は神経質でありましたけど、鈍感でした。 事象・自然の息吹から「何か」をつかみ出してくるという感覚はありませんでした。
知識として、言葉として「色即是空」「一切皆空」とか知っていましが、 何ら理解はしていません。 表在意識だけ、死んだら一切失ってしまうものを頼りとしていました。 ということさえ思いも至らず、死んでしまうところでした。
その友人は違っていました。 スピリチュアルリーディング・・霊感というか直感があったように思っていました。
衝撃的なことを言うのだけれども、間違ったことも言うのだけれども、 どれも、私の為にと心底言ってくれていました。 ※その友人談:そんなこともなかった!と え”〜 私の思い込み?
もっとも私が突拍子もないこと言うのを受け止めることを知っていたからでしよう。
そんな彼女も彼女なりに在学中に精神的に厳しい期間があったようで 私が偉そうに心構え的なことを『禅語百選』の引用なんかして話をすると 一応、へぇ〜と関心をもっているようでした。
卒後は誰より早く独立開業し、自分の治療、自分の進むべき道を極めようと努力していました。 なにか究極の癒し、大自然、大宇宙の根源に迫るものを求めているようにも見えました。