昔話 参捌
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
診療中に患者さんが、顔色は変えず、ちょっと不快に感じられている等の状態の把握について、大学では「痛みの連合効果」として、表情の変化等注意深く観察し、患者さの不快感を認識するようにと教わりました。
今まで診療中に「いわゆるデンタルショック」を起こした患者さんはいません。迷走神経反射を起こすような、不快事項をがまんさせることが無かったからだと思います。
気功を始めて、感覚器官で捉える情報に先行して、なんとなく感じることが多くなりました。一つ置いた隣のチェアーの患者さんがおとなしく横になっているけども、 口をゆすぎたいのかなと起こすと、今、ゆすぎたかったのですと言われることもありますし、咳き込んでいて、もう大丈夫ですと言われても、まだでしょうと見ていると再び咳き込むこともあります。