昔話 参肆
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
気功教室に申込み、初めての教室に向かいましたが、ハプニング!というほどでもありませんが、 教室の案内図が読めずに周辺をワンダリングし、余裕を見た筈でしたが開始時刻に間に合わなくなってしまいました。
初日に遅刻はまずい。意を決して事務所に電話をして、道に迷い教室の開始時刻に間に合わないので、出直した方がよいかと恐る恐る聞いてみたところ、感じのよい雰囲気で大丈夫ですよと言われ、教室に向かいました。
そこは幼稚園の二階でした。
昔話 参参
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
申込してしまったら、後は言われた通りにしてみようと思いました。
心の法則を聞いて、第一カリキュラムから、せっせとはじめました。
とにかく、全部カリキュラムを終わらせて、それから再評価だ。
友人から電話があり、東京におるのに、なんで気功やっとらんの?
う〜ん、人間関係苦手だし、土日にお稽古事なんかに通う気なんかありませんでした。
でも、行ってみたいと思いました。
心の法則を聞いて、自分を変えてみたいと意を新たにしました。
昔話 参弐
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
紹介してくれた友人によると、私は「おまえが気功ができるなら俺にも出来る」と言って入会したことになっていますが、私としては大丈夫かどうか、この眼で確かめてやるという気持ちでした。
私は団体に所属するということがすごく苦手だったのです。 本来、勝手気ままにしたい性格なので、団体に所属することのデメリットばかりに目が行きました。
いろんなしがらみができて勝手気ままにできなるなるのは耐えられません。
当時はそんな先入観がありました。 自分が何を選ぶのか、自分の人生をいかに真剣に生きるのかについては、 厳しいなあと感じることもありました。
入会申込書を前に延々と躊躇しながらも、まじめにやっていけるのだろうか、 迷惑をかけてしまわないか、本当に書いてよいもかどうか逡巡し、 やっとの思いで申込書を書きました。
昔話 参壱
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
送られた本から修源先生の凄さは伝わってきていましたし、 身近に修行者という存在を感じたことが無かったので、強く心惹かれました。
本当にそういう方が現代におられるのだろうか? それで入会案内を取り寄せました。 「え”〜」でした。 当時の入会案内はコピーの案内書と雑誌「ムー」かなにかの記事・広告のコピーが同封されていました。
正直「ムー」かよと思いました。 私の中の「ムー」の位置付けは怪しげなオカルト趣味な雑誌でした。 特集フリーメイソンの秘密とかUFO・ピラミッドパワーとかそういう世界の雑誌だったと思います。
雑誌の存在は知っていましたが、本屋で手に取る事もほとんどありませんでした。
同じ時期にオウムの蛙飛びの記事があったり、女性信者によるエロいヨガポーズの広告があったりしていました。
ここでまた、二の足を踏みました。胡散臭いなぁ~と思いました。
私の友人は騙されているのかもしれないとも思いました。
昔話 参拾
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
友人は電話の度に熱く語っていました。
なんでそんなに熱心になるのか、今一つピンと来ませんでした。
私は日常生活に不満は特にないし、小金もって、車やバイクを転がして、たまに女の子とデートできれば別にいいやと思っていました。
あんたは性格が悪いから「人間改造講座」をやりなさい!はかなりぐぐっと効きましたが、 他人様からそんなこと言われたことがなかったので、強烈でした。
それでも春に本の紹介を受けて、秋ぐらいまではのらりくらりとしていました。
入会案内を取り寄せる決定的な一言は、
「山口修源先生は理に通じておられる。あなたの総ての疑問にお答えになることができる」だったと思います。
この友人、強欲な私のつぼ(劣等感)をよく押さえています。
昔話 弐玖
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
気功の本に書いてあったし…って、
え〜とどれどれ、 「気」で最高の人生をつかむ! 「延命の場」を確保することの大切さ」の節に続く「男の気を殺す女性、いかす女性」節の中にいくつか鉛筆で線が引いてありました。
これって気のバランスについて説き、活用法について語っていているんじゃないのか? 危なっかしい、結論を急ぐ方でしたがこんなに早とちり?とは、大丈夫かいな。
その後も「箱根の気功合宿に出て凄かった」とか まだ機が熟していないのね。
本を読んで「気」の球を作れるようになった?練習しているの?
あんたは性格が悪い!からユニバースに入って「人間改造講座」やった方がいいんじゃないって、何?
昔話 弐捌
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
友人が送ってきた気功の入門書 鉛筆で線やら書き込みがしてある自分が読んだものでした。
なんだよ人に贈るのに古本かいなと思いましたが、 友人は自分の琴線に触れた部分を読ませたかったようでした。
気功の本を読ませたいのなら、 一般的には気功の効果・効能について、線を引くと考えますが、友人は違っていました。
要点と思われるところからちょっと外したところに線が引いてあって、 そのことについて熱く語っていました。 「男は女を殺さないけど、女は男を殺すのよ」と唐突に言い放ちました。
早くに亡くなった父親について、自分の母親の気の強さについて、堰を切ったように話始めました。
いきなり、お母さんの気の強さがお父さんを死に追いやったと、カミングアウトしてもらっても、ふんふんとうなずくわけにもいかず、困りました。