昔話 参
山口修源先生と出会う前の話を少しだけ
皆さん、こんにちは。今日は、中高校生の頃の私の経験について少し語らせていただきます。その時期、何となく体調が優れない日が続き、学校に行けなくなることもしばしばでした。心配性の母には、言ってもどうにもならないと思い込んで、ただ黙っていました。母には心配をかけたくなかったのです。その時の私は、「息子が壊れてしまった」と知った母はさぞかしがっかりするだろうと、なんとも子供らしい考えに囚われていました。親の心、子知らずとはよく言ったものですね。
時が経てば体の病気は自然と治りますが、心の病気はそうはいきません。心が変わらなければ、病状も変わらないのです。その時は、身体の器質的な問題ではなく、感情、心の在り方が問題だと自分なりに理解していました。認識を変えれば、きっと何とかなると信じていましたが、それが逆に家族に不調を告げることができない一因ともなっていたのかもしれません。
思春期の孤独、矛盾した思いや、その胸中に抱えていた心の病との戦いは、今思えば大きな成長の糧となりました。この経験が、少しでも誰かの参考になれば幸いです。
あなたの心の問題が一日でも早く癒えますように。